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2008年2月12日 (火)

縄文の精神を復活させよう4

各地域に残る精神風土・文化から縄文の精神を取り出しながら、考えていきます。

今回はアイヌを取り上げます。

現在は、失われた文化も多いし、すべてが縄文からのものではありませんが、それと考えられるものを取り出してみます。

魂(霊)は不滅です。

死んでも、あの世で復活し、子孫となってこの世に再生します。

子供は祖先の霊の再生だと信じられています。

魂の不滅はどこかで安らぎを与えてくれます。

仏教の輪廻転生は、本当はバラモン教の影響を受けて、輪廻を苦しみと捉えているのに、日本人はどこかで嬉しいこと・希望を感じているのは、縄文の精神のなせることなのでしょう。

すべてのものに命を見出しています。

道具にすら命がありますから、使わなくなると霊送りをしなくてはなりません。

それをイワクテと言いますが、ものを大切にする文化になります。(何せ生きているのですから)。

命・魂は循環します。

アイヌはクマとの関係が深いです。

クマはあの世では人間の姿をして暮らしているのですが、人間(アイヌ)へのお土産(ミアンゲ)として肉・毛皮をもってクマとして現れてきます。

肉・毛皮をいただいた後、霊を無事天に帰すために行われるのが、イオマンテです。

殺されたクマに、化粧をして供物を捧げ、祭りをして、宴会をする。

クマの霊をもてなすわけです。

クマはあの世で、仲間のクマにもてなされて楽しかったことを伝えると、他のクマも行きたくなって、多くのクマが現れるというわけです。

クマも人間(アイヌ)も同等であり、尊重され、循環しています。

性器には呪力があると信じられており、動物に襲われた時は、男も女も自分の性器を露出させて腰を振ると危機を脱することができるそうです。

これをポパラタと言います。

心を大切にして相手への影響を常に考えるところがあります。これは病名告知が進まなかったところまでつながるかもしれません。

さらに来訪者をとても歓迎してくれ、親切にしてくれることにもつながるでしょう。

アイヌから学ぶことはたくさんあります。

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コメント

こんにちは。またお邪魔します。
実は高知ではなくて県外におりますので
なかなか島本さんにはお会いできないので
また書かせて頂きます。

>仏教の輪廻転生は、~縄文の精神のなせることなのでしょう。

縄文時代は死者を住居のすぐ近くに埋葬していたのに
神道においては死を忌みます。
全く対立しています。
この対立軸からやはり生と死が共存するものが
縄文的であると自分は理解しちょります。
それは侍の死生観とも一致してます。
それと石器時代より黒曜石などが広範囲に交易されちょりましたので
一様の言語・信頼関係も縄文時代に引き継がれたと思います。
それが草莽崛起の源泉やと思います。
ゆえに草莽崛起の武士道があるところ
つまり幕末に名を馳せた雄藩こそ縄文的であると
自分は理解しちょります。
高知の縄文度は歴史からも証明されてますね^^

アイヌも好きです。
特に着物などに描かれる絵柄が好きで
ケルト人のノッティング模様とも通じてると思います。
実際にアイルランドに行った時は懐かしさを感じました。

すみません、また長くなってしまいまして。
また、来ます。

投稿: ナカちゃん | 2008年2月18日 (月) 23時18分

コメントありがとう。鋭い指摘、ユニークな発想に驚嘆しています。西村さんより県外在住のこと聞きました。会って話せないのは残念ですが、そういう機会もいつかあるでしょう。長くなってもいいのでまた来てください。楽しみにしています。

投稿: ナカちゃんへ | 2008年2月20日 (水) 14時48分

>西村さんより県外在住のこと聞きました。

自分も西村さんから島本さんのことはお聞きしております。

>会って話せないのは残念ですが、そういう機会もいつかあるでしょう。

自分もそのように思います。
方向性が同じように感じますし
(ちょっと表現の仕方が異なりますが(笑))
なにせ高知では哲学の話をすることが少ないと思いますので
自分にとって島本さんは宝箱のような存在です。

>長くなってもいいのでまた来てください。

ありがとうございます^^
それでは、遠慮なくコメントさせて頂きたいと思います。

投稿: ナカちゃん | 2008年2月21日 (木) 11時45分

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